雑誌の広告 001
東京通信工業 トランジスタ ラジオ (1955年)
戻る

東京通信工業はSONYの改名前の社名です。
トランジスタラジオが家に来たのは、もう少し後のことでしたし、メーカーも違っていたし、この広告よりもずっと小さかったように思います。それよりも、社名が変わりましたという広告を見たような、聞いたようなあいまいな記憶があります。
トランジスタラジオの原点の形で、お世辞にもグッドデザインではないのですが、当時真空管タイプのラジオしかなかった時代にこの小ささですから、びっくりしたものだったろうと想像します。
今までのポータブルラジオの1/20の電池代とあります。真空管タイプのポータブルではどれだけ電池代がかかったのだろうか、ということが想像できます。
そして18900円という定価は、かなり高価なものでしたでしょう。(今・2011年なら、ブリスターパックにはいって店の片隅に積まれていて980円くらいでしょうか?)
そして、左上に、現在とは全く違う「SONY」のマークがあります。
2011-10-11記
戻る