雑誌の広告 001
東芝 カラーテレビ (1963年)
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1963年に、カラーテレビを持てる家庭は非常に裕福な家庭だったと思います。そしてこの美しい広告を見ても、一般庶民には22万円という価格で「買いましょうか」というような話題も出なかったことだろうと思います。
当時、カラー放送と白黒放送が混在していた頃ですから、私も画面の片隅に「カラー」と表示されているのを見ては、白黒で見ている者への最大の皮肉ではとか思っていました。カラーテレビならば、表示が無くても見ればわかるのですから・・・、そしてカラーテレビで見ている方には鬱陶しいことこの上ないものであったと思います。
またカラーテレビといえば月賦店かデパートの電気製品売り場(今は無いですが)で展示を見ることがあったのですが、本当に塗り絵のような色で、こういうのはいらないとか、思っていました。
東京オリンピック(’64年)は、学校の体育館でカラーで見学したような記憶があるのですが・・・
この広告に「カラーから白黒・白黒からカラーへ切り換えのときにもまったく調整の必要がありません。」とありますが、放送中白黒とカラーの切り換えって始終あったように記憶していますので、毎度毎度調整しなければいけないのなら忙しすぎます。
わが家に、カラーテレビが来たのは、1968年(昭和43年のことでした)
2011-10-25記
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