雑誌の広告 002
キャノンカメラ キャノン8T(1959年)

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”世界のカメラキャノン”ということですが、まだまだドイツのライカによく似たものでした。
レンズはライカのスクリュータイプのものと同一のマウントでした。今でもこれらのタイプのカメラはクラシックカメラとして通用しています。フィルムが続く限りは実際に写すことが出来ます。
昭和34年の頃ですから、作りはもちろん金属で重く頑丈なものでした。
私の家では、これよりももう少し後のキャノネット(庶民用EEカメラ)を購入しました。このピントを決めるのに距離計連動でレンズを回して決めていましたが、ライカのM型を越えることは出来ず、一眼レフカメラへと日本のカメラ会社は進んでいきました。
距離計連動タイプのカメラの多くは安価なEEカメラとしてオートフォーカスカメラが台頭しはじめるころまで生き残りました。そしてデジタルカメラへと進歩していきます。

(この頃のカメラでも並品で中古カメラ店で売られているものには結構あたったような傷やへこみがあります。特に、エッ?ここに傷が付くってどう当てたり落としたりしたら付くのというような場所に傷があったりで、カメラに歴史を感じます)

−−尚、この広告の絵はmodel VI-Lとあるので6L型かと思われます。また、8Tは8ミリシネカメラ(動画撮影)と思われます。−− 2012-06-18記
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