オトフォの昭和の歴史を見るために


私の昭和の定義は、記憶に少しでもある昭和ということで、だいたい昭和30年代以降ということになります。
それ以前は、生まれていなかったから、本などを見ても読んでも全くわからない(想い出がない)からです。本当に教科書の歴史としての昭和としか認識のない年代は、別の場所に置いておいてということで、昭和時代を、ほんの少しだけ語っていきたいと思います。
(2005-06-27)
平成もあっという間に、20年です。私も平均寿命まで生きられるなら、平成時代のほうが長く生きているということになるのでしょう。これは、ちょっと意外なんですね。自分は昭和人間と思っているのに、結果的には平成人間だったのかと。
それで、これは、昭和は歴史になっていると思って、雑誌や、新聞や、週刊誌や、そのたいろいろを集めています。特に客観的な記事がのる、新聞社の年度刊行図書。報道写真集などですが、それを集めています。安いところでは1冊500円程度、高いところで1200円ぐらいなので、1年の歴史を買い集めるならまあ、いいかとおもい、朝日新聞のものや、読売新聞のもの、また目についたものは、購入しています。

(2005-07-10)
いろいろ、本屋さん、古本屋さんを回っていて思うのは、どう集めれば昭和を歴史としてみることができるのでしょうか。
単純には、資金があって場所もあれば、各新聞社の縮刷版を集めればこれでOKではないかと思います。
しかしながら、縮刷版はあまりに場所をとりすぎます。おそらく1年で本棚の1列を塞いでしまうでしょう。30年も40年も集めるとなると、六畳の倉庫がいります。CDROM版でもいいのですが、すぐに見ることが出来ません。資金は毎年数万円もかかりますし、あまりに古いものはなかなか探せません。
そこで、各年度で新聞社からは年鑑が出ていました。探し出せれば結構お安く購入できると思います。しかし、年鑑は写真がほとんどついていません。だから、報道写真集を各年度ごとに購入するのがよいと思います。それに加えて、週刊20世紀のような、補足する雑誌を、これもブックオフでは105円くらいで売っていると思います。これだけ見れば歴史通になること間違いなしです。
ただ、週刊20世紀などに残念なことは発行年代(2000年ころ)の思い(評価)が各の過去に対して入っているので少しだけ客観的な過去が変わって見えることです。(上手く言えないのですが、だいたい翌年に発行される報道写真集の視点とは違っているようです)

 
(2005-07-15)
今年は、戦後60年目にあたるので、TV特集や雑誌、単行本、年鑑類がまた沢山でると思うのですが、見落としのないように、集めるなりDVDにとるなりしたいものです。
小学館から確か昭和物がでていました。4800円でヒエー高いとかおもってます。

(2005-07-16)
ネットで、検索をかけるとだいたいの資料は、分かるのですがそれでは、本屋さんを探すという醍醐味を捨てることになってしまいますので、まあ、そうです足で探すこれが一番ではないにしても、そういうことをやっています。一番おいしいのはブックオフに限らず100円位で、手にはいることです。

(2005-07-18)
この本は、ちょっと面白い号外特集です。なかなか号外をもらえる場面にでくわさないのですが、こういう特集の本が出ているのは心強いです。


この黄色い表紙の本も非常に面白い物です。古本屋さんでみて初めてこういう本が発行されていることを知りました。事件、事故、災害をジャンル別に詳しく載せてあります。写真は無しで記事も非常に簡潔なのですが事件の年代を調べるのにはもってこいの本です。


毎日新聞社発行のこのシリーズは、編年体ではなく、掘り下げの深いところもあったりで読み物としても面白く仕上がっています。


戦後10年単位の節目の年には、雑誌や本で特集がされるようです。この文藝春秋・・のものも、独特の取り上げ方で面白い。


毎日新聞社発行の戦後50年ものですが、年表プラス写真という体裁をとっています。結構わかりやすいので、ちょっと見るには便利です。


(2005-07-30)
いずれの新聞社でも縮刷版は、毎月発行されているのですが、もちろん全冊なんて集められるわけもないですが、安く購入出来る機会があれば買っておいて損にはならないと思います。何年かに1冊くらいあればその月の歴史は手に入れたも同然です。これは、毎日新聞の1973年10月の縮刷版です。


年鑑類は、かなり古いものまで探せばあるのですが、残念ながら用紙がわるいので、赤茶けています。それをがまんすればなかなかいい資料です。必ず、年表がついています。
ジャンル別の構成が主なのでちょっといろいろな記事との相関が分かりづらいところがありますが・・


新聞社の報道写真集もかなり前から毎年発行されている貴重な資料です。1年をざっと見ることが出来て、最後のほうに年表(その年の)がついていたりして便利です。写真だけですとどういう出来事かわからないものもありますが解説もついているので良いと思います。
ただ注意しなくていけないのは、多くの報道写真集は1984年となっていると、実際は1983年の出来事が載っているということです。


(2005-08-03)
朝日新聞の重要紙面は、1970年代から発行されているものです。それ以前には、2年ごとぐらいが1冊になったものも出ていました。1ページ1日とまでは行かないのですが、縮刷版としては、非常にコンパクトにまとまっていて生の当時の記事を見ることが出来ます。


(2005-08-05)
1億人の昭和史シリーズは、毎日新聞社から、本当にいろんな特集として、沢山でています。年表ものがいいので、この本を購入しました。非常に安く買えたのでちょっと嬉しいです。
あとの昭和の10年ちょっとはどうするねんと突っ込まれそうですが、また探しに旅に出ます。


(2005-08-07)
アサヒグラフに見る昭和の世相は、報道写真集よりも視点がちょっと変化しています。それが今となっては面白いものです。編集は昭和の50年代のものですから、豊かになった時代から古い昭和を見ています。


近代日本総合年表(第2版)は、江戸末期から出版当時までの年表です。昭和だけで300ページ以上もあり、これだけで昭和史年表で十分通用します。発行も岩波書店ということで、年表の基本という体裁です。文化から政治その他まで、写真がありませんが、これで十分歴史を見ることが出来ます。


日本史年表 第四版は、日本の歴史年表です。昭和といえば、一年半ページですので、上記のものと比べればあまりに記述は少ないですが、やはり手っ取り早く昭和を見るにはこれもありですね。


グラフィックカラー昭和史は、歴史書というよりも、グラフ誌に近い体裁になっています。今となっては貴重な写真も、多くあり、なかなか面白く見ることが出来ます。編年で、出版されていずにジャンル別となっていますので、ある一冊があればそれで、昭和史となっています。


昭和史年表、この本は小学館から出版されています。2ぺージを1年で書かれていますので、簡略年表というものですが、芸能なども書かれているので、岩波のものとはちょっと違います。さすが小学館です。


(2005-08-10)
ある事象の歴史的な変遷(とまでいうと大げさですが)というわけで、この本は、簡略にまとめられていて、ヘェーこんなに増えたのか、減ったのかがみられます。内閣支持率からいじめ発生件数までいろいろな数字の変化がこの本に書かれています。


(2005-08-15)
この決定版昭和史は、毎日新聞の報道写真集というべきものです。1冊が数年間でまとまっていますが、報道写真集ほど多くの写真は載っていないので戦後のものを全て購入予定。非常に安価で入手できそうなのでうれしいです。カラー写真もあり、年表も加えられているので面白いです。


小学館の昭和の歴史は、実は昭和の終わりに書かれたものです。この10巻の発行は昭和58年です。まだ平成になるまで5年も残していますので、途中で終わったという感じの編集になっています。最後は「現代は混迷の中にあり、動乱にむかってうごいているようにみえる。しかし、他方、このように草の根で住民のあたらしい動きがはじまっている。・・・嵐に抗して先の人類の四つの課題を実現することを期待したいのである。」とあります。実に四つの課題とは人類幸福追求の課題と思います。


集英社の日本の歴史21は、戦後史となっています。平成5年発行ですから、平成発行の昭和史です。内容は、当時の50年を一冊には非常に無理がありますので、ほとんどが政治経済史となっています。年表も最後にありますが非常に簡略です。参考資料として購入。


(2005-08-18)
この日経経済記事の読み方は入門書のようなタイトルですが実際はその年の簡易経済年鑑的な機能を含んでいます。簡単な年表も載っていて参考資料には十分です。ただ、昭和の年代から出ていたのかどうかがわかりません。今持っているのはすべて平成に出版されたものばかりです。


(2005-09-03)
どの昭和史が定番かと聞かれたら、この本が定番ではないかと思います。「昭和二万日の全記録」のタイトル通り、とにかくその日その日の出来事を記録していますので、自分の生まれた日の出来事も新聞縮刷版がなくても、確認できます。年表、出来事、エピソードから商品記事までの情報量は圧倒的です。古本市場には、あふれていますのでお安く手に入れられる内にご購入をと思います。


小学館のこのデータパルシリーズは、発行された当時、現代用語の基礎知識ほど大きく厚くないので取り扱いに便利と喝采ものでした。そして毎年毎年その年の資料として購入していましたが、引っ越しで「いらないや」と思って捨ててしまったのですがまた購入しています。ちょっとしたデータを知りたい時はこの本は便利です。


(2005-11-09)
百科事典の毎年の特集として、年鑑が発行されていました。このブリタニカや平凡社などでも年鑑が出ていました。新聞社の年鑑とちがって写真も豊富に載っていて資料としては一級品ですが、今となってはなかなか手に入りません。とにかく見つけたら購入するようにしているのですが・・・


(2005-11-20)
昭和万葉集はシリーズででているのですが、同じ講談社で和歌ばかりのものもありますが、こちらのほうは、写真図説昭和万葉集の名の通り多くの時代の写真と図が載っています。昭和の歴史書としてもかなり有効な本であると思います。和歌のほうもまた、読んでうなるものです。


(2005-12-17)
かい人21面相の時代は、上でものせましたが毎日新聞社から発行された、シリーズ20世紀の記憶の一冊です。76年から88年というと社会は劇的に変化していった時代です。そしてバブルバブルに浮かれた時代です。いろいろな事件がクロニクルにそして特集的に書かれています。この巻が面白いです。


(2005-12-18)
戦後史年表は、先にあげた昭和史年表の、改訂というよりも、再編集改訂、増補だと思います。A5からB5版になり、活字も大きくなって私のようなよく見えるメガネを必要とする者にはありがたいです。見開きが1年で、かなり詳しく書き込まれていますので、これ一冊で戦後は語れると感じます。


(2006-01-04)
朝日新聞社から発行されていた年鑑を10年間まとめて簡略化、年表を分類ごとに毎月見開きで載っています。その月その月をざっと見ていくことができて便利なものですが、10年ごとに発行されていたのでしょうか?


(2006-03-11)
毎日新聞社からの20世紀年表は、実に重く情報量も沢山あります。難点は各年がジャンルわけした表になっていてそれが、一覧出来ないところです。こちらの項に無いと次の項目を探さなくてはとうろうろさせられます。しかし、おすすめの年表です。


(2008-12-27)
この本は、河出書房新社の面白い本です。生まれ年を基準に書かれていますが、実際は昭和史といっても過言ではありません。また、昭和26年以外にもかなり出ています。昭和22年と26年と35年を手に入れましたが、全く違う視点で書かれた昭和史のようで、非常に面白いです。ただ私が生まれた年は、出版されていないようです。


参考図書・各新聞社の報道写真集60年ころから2000年代まで、朝日新聞の重要紙面各年、昭和史全記録、日録20世紀、週刊20世紀、昭和二万日の全記録、月刊新聞ダイジェスト、コピー年鑑、データパル各年、Nipponアイドル探偵団各年、CMアイドル名鑑各年、毎日ムック戦後50年、シリーズ20世紀の記憶、その他昭和年代の記述がある図書、雑誌

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