昭和の世相史
S43-07-01 |
郵便番号記載始まる 郵便配達の合理化の一環として、郵便番号制度がスタートした。番号が書いてあれば機械がすばやくその宛先へとのふれこみであったが、全国規模での機械化ではなかった。また、郵便番号が東京を100番としたために、どうしても番号からその土地が推測出来ない(たとえば九州は800番台、北陸は900番台と番号は近いが距離は離れすぎている)という地域もあり、順序という意味で不満をいう人もいたように思う。 |
S44-01-10 |
はしだのりひことシューベルツの「風」発売 伝説となった、「帰ってきたヨッパライ」のフォーククルセダーズが解散そのあとを埋めるように、この「風」が大ヒット。私の中では、フォークとしては一番好きだった曲です。このためにギターを買った記憶があります。歌詞メロディー共に私の心にぐぐっときていました。今でも好きな歌のベストに入っています。70万枚売れたそうです。 |
S44-01-15 |
はっぱふみふみ大流行 大橋巨泉が、パイロット万年筆「エリートS」のCMで、「みじかびの・・・・はっぱふみふみ」と即興の意味不明の文言を造り言ったところなんと、それがあたって次の月には、万年筆売場に買い求める客が殺到したということだ。もうボールペンが主流となりつつあった時代、万年筆にかける熱い思いがこのCMを作り出したのだと(いやそうでもないか)思う。私もこのころ、買ったような、買わなかったような。万年筆はいやあ、モンブランでしょ。しかしながら、CMとしては第一級ヒットとなった。 |
S44-10-06 |
千葉県松戸市に「すぐやる課」を設置 このときの市長が松本清で後にマツモトキヨシを創設した。 |
S44-10-24 |
人工甘味料チクロが全面禁止される |
S45-06-07 |
万国博に62万人の人出 6月7日快晴の日曜日に、万国博の入場者62万7094人という開幕以来最高の人出があった。これまでの記録カナダ・モントリオール博の56万9000人を突破した。開幕以来の入場者数も2500万人と目標の半数を超えた。 |
S45-08-02 |
都心四地区に「歩行者天国」 車を締め出し排気ガス汚染を食い止める初の「歩行者天国」が、新宿、浅草、銀座、池袋で行われた。効果は、直後からはっきりと現れCO濃度は急低下した。のびのびと78万人が、人の手に渡った道路を楽しんだ。 |
S46-03-05 |
大阪大学、大阪市立大学の入試問題売買事件発覚 入試問題は堺市にある大阪刑務所で印刷されていたが、これを看守らが盗み密売されていたことが判明した。また、このとき仲間割れから殺人事件も起きている。 |
S46-07-20 |
マクドナルドハンバーガー日本上陸 世界最大のハンバーガーチェーンのマクドナルドと第一屋製パン・藤田商店の三社合弁による、日本マクドナルドが、東京銀座三越の一階に初の売場を開いた。一個80円だった。 |
S46-12-25 |
馬の流行性感冒new 新型菌の流感で馬が総倒れ、中山競馬場での有馬記念から翌年の2月の目黒記念まで開催を中止した。また関東のレースは全滅状態であった。 |
S49-03-07 |
ユリ・ゲラーの超能力 日本テレビの木曜スペシャルで自称超能力者のユリ・ゲラーが、超能力と称してスプーンをいとも簡単にまげたり、透視能力をみせたりした。これがきっかけで超能力ブームが起こった。また超能力少年も現れたりで、その後の少年の人生も超能力で、曲がってしまったようだ。 |
S49-08-28 |
脱走したトラ射殺 千葉県の脱走トラの最後の1頭が警察官によって射殺された。君津市の観光地、鹿野山の神野寺で飼っていたトラ三頭が脱走したのは7月3日。一頭はすぐ檻にもどり、二頭目は4日にふもとの谷間で猟友会会員に射殺されたが、この処置をめぐってY住職は「射殺は最悪の処置だった」と語ったことから議論が起こった。千葉県は29日神野寺に対して猛獣類の飼育禁止を勧告した。 |
S49-10-04 |
長嶋茂雄不滅の引退 巨人の長嶋選手は後楽園球場で中日戦のあと引退式を行いこのときに言った「巨人軍は永久に不滅です」が流行語になった。この歳の11月ミスタージャイアンツの名の通り、巨人軍の監督になった。 |
S53-09-30 |
京都の市電がこの日で全線廃止される 昭和45年日本最古の路面電車だった伏見線が廃止されたのを皮切りに,路線が次々と廃止され,昭和53年9月30日,残る路線すべてが廃止されて、私もすくなからず思い出のあった市電は無くなりました。 |
S58-01-07 |
小さく生まれて大きく育ちます わずか444グラムの超未熟児レコードの赤ちゃんが帝王切開で生まれた。それから7ヶ月、この年8月学会で発表されるのを機に報道陣の前にすくすくと育った姿を見せた。 |
S60-06-12 |
理解できない放火魔の動機 東京都港区の長伝寺放火事件では、犯人はこの6年間に30回もの放火を繰り返していた。その理由というのが本人の自供によれば長伝寺付近に好きな女性が住んでいたので火事になればその女性も見物に現れるだろうというもの。なんと身勝手な理屈、人騒がせもいいところである。(読売) |
S60-08-12 |
乱気流で3人ケガ 12日午前8時43分ごろ愛知県知多半島上空約6600メートルを飛行中の成田発大阪行きの日本航空151便(ボーイング747)が乱気流に巻きこまれトイレから席に戻ろうとしていたHさん他3人がケガをした。機体に異常はなく、大阪空港に着陸した。(朝日) |