パイロット キャップレス (1964年) |
電子メールもファックスも無かった時代は、万年筆で手紙を書くのが常識でした。まだボールペン字は失礼であると教えられたころなので、万年筆はもちろん文具としては欲しいものの代表格でした。 そこに現れたこのキャップレスは、革命的な構造の万年筆です。ボールペンですらノック式というのは少なかった時代に、キャップを閉め忘れるとインク「ぼとぼと」の万年筆が、キャップレスとは・・・・ 親にねだって、買ってもらったことがあります。しかし、インクがやっぱりそのシャッターの先からなんとなくにじんできたりで、ちょっと失敗したことがあります。 そして現在は生産が再開されていて、これも何年か前に購入したことがありますが、こんどはシャッターまわりもきっちりで全くインクの滲みはありません。 しかし、今は持っているというだけで、使うこともほとんどないわけで、賀状や見舞い状で少々活躍する程度です。 2011-11-23記 |