南沙織の17才の歌の中に出てくる、「誰もいない海」は、某海岸だったそうです。また、「学生街の喫茶店」は某関東の大学付近らしいですが、作詞者と歌手の思い入れがそうさせるのでしょうが、実際は作詞者の私小説がそこに現れるのでしょう。 非常に面白く読める本なのですが、私は舞台というものは、聴いている人の中にできあがっているわけなので、どこでもいい派です。 学生時代旅行した、オホーツクの海岸は、これぞまさしく「誰もいない海」でした。また、京都を歩きながら「きみとよくこのみせに・・・」と、そんなこんなで、まぁ、イメージがあれば舞台は関係ないと思います。 ちょっと言い過ぎましたが、実は歌謡曲ファンにおすすめです。 |