平凡パンチ 1966年2月21日号より
これが日産ナゾの新車だ
テストコースでとらえた覆面カー”SUNNY”?のベールをはぐ
大々的な車名募集と大衆乗用車市場進出キャンペーンで、国産車最大の話題と反響を呼んだ日産の新しい1000cc車は、いよいよ2月19日そのベールを脱ぐことになった。東京都体育館における車名発表と新車紹介をまえに、本誌特別調査のデータによって、その予想車名、性能、スタイルをズバリ予想してみた。
66年はまだ家にはクルマの影もなかった時代ですからこのようなキャンペーンが行われたという記憶はありません。実際TVなどでおぼえているは、日産チェリーのキャンペーンをよくやっていたとか、セリカのチョイス仕様を宣伝していたとかそんなものです。
本命はサニー、対抗がチェリー
応募されたニックネームは朝海浩一郎、芥川也寸志、梓みちよ、池内淳子、市村羽左衛門、曽野綾子、林美智子、小島功の各氏と川又社長の手で審査されている。
数が数だけにさまざまな名前が寄せられたが、もっとも多かったのがポニーだという。午年にちなんだ子馬のイメージだ。これについては、サニー、フジ、エリカー、フォーチュン、ユニバース、チェリー、さくら、フレンド、ピーター、エクセル、メイト、セイバー、ダットサン・ミニ、などが多かったニックネーム。
うーん、チェリーという名もこの頃に取りざたされていたんですね。大学に行った頃には、あこがれがスカイラインGTつぎにブルーバードSSSとなっていてトヨタ2000GTは別格でしたが日産の方が私の周りでは人気があったようです。
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