平凡パンチ 1971年11月22日号より
サンドラ・ジュリアンの肢体を総点検
今のようにDVDやビデオが無かった頃は、エロスの供給先は映画か雑誌、写真集でした。
当時、アメリカのPLAYBOYなどでそれこそヘア解禁になって数年だったと思いますが、日本ではそのような状況は全く無く、各大手映画会社が、裸になれる女優を捜しては映画を作るか、コンテスト形式のヌード映画女優を捜していたのだと思います。そんな中に現れたのが、一番の美女であったサンドラ・ジュリアンだと思います。
「いやもうものすごい人気なのだ。彼女が東映映画「現代ポルノ伝・先天性淫婦」出演のため先ほど来日、ポルノ映画旋風を巻き起こしたのをキミは知っているだろう。放っておく手はない。美しきものをどん欲に追求するのがマスラオのつとめというものだ。ポルノ女優インターナショナル・チャンピオン、サンドラ・ジュリアンの周辺を徹底的にあらってみた。
凡天太郎氏。ボクの位置はスペシャル・ボックスで、いちばん見たいものがすぐ目の前にある”見せてもらいましたよ、バッチリと。カミの毛と同じでブロンドだったね”
なあんだ、今では、色ぐらい分かるぞというようなものですが、この当時の記事としてはこれを呼んで世の男性は、悶々、ドキドキだったわけでしょう。
凡天太郎は、当時有名な彫物師でした。
サンドラはたいへんフランス人らしいフランス人だと思いますね。体つきなんかも、フランスの女性は一般的に小柄でやせてますね。だけどとっても美人だし、絵になるヒトだと思いましたね。それともうひとつ、非常に気だてのいいコだと思いました。というのは11PMの中で各パートの最後に文字を書いたカードを出すんですが、いつもやってるジューン・アダムスが結婚してハネムーンにでかけたためこまっていたんです。そこで彼女に頼んでみたらあっさり引き受けてくれました。ふつう外国人は契約にない仕事には難色をしめすのですがね。とサンドラの気だての良さをしきりに強調するのは11PMで彼女と共演した三木鮎郎氏・・・
うーん、このジューン・アダムスの結婚というのは、かの巨匠ですか・・・
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