1980年(昭和55年)の出来事について
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平凡パンチ 1980年2月25日号より
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PUNCH このこがアイドル
涙もろくてお人好し 只今恋人募集中!
山口美江
プロフィル
本名 山口美江 s35年9月20日生まれ
T162cm B88W60H90 上智大国際学部1年
父と2人住まい 趣味 クラシックピアノ バスケット 買い物
父親が日独のハーフ、母親が日本人という混血美人の美江くん、まだ経験も浅いピッカピッカのモデルちゃん。横浜元町でスカウトされ、2,3,のCFに出演。現在ビッグを目指して特訓中。 上智大学国際学部に在学中とあって、デート申し込みもインターナショナル、「でも良いと思う人は寄ってきてくれないの」と不満顔。フィーリングのあった彼を募集中とか。ちなみに好みは松田優作。「野性的で怖そうだけど、虚無的なのがたまらないワ」
16歳で大きな恋に遭遇、「ハーフの彼はアメリカに行ってしまい、悲しい別れでした」。キスもなかった美しい思い出としてしまっているらしい。 「健康的で誰からも好かれるモデルになりたい」とまずは無難な回答ぶりだが、読者の欲求は底なしだから気をつけたほうがいいゾ。漫画を読んで涙を流し、負けず嫌いで、人が良いお嬢さんの面も。カッコイイ人は浮気するからイヤという美江くんに、キミこそ立候補してみたら!(記事終了)
「しば漬けたべたい!!」で一世を風靡した彼女ですが、その後、山あり谷ありの芸能活動と私生活でしたが、残念ながら昨年亡くなられました。合掌。
(このころのパンチやプレイボーイというと、さすがにアンテナを張り巡らしていて素晴らしく、将来活躍するかたを、新人コーナーで見つけ出していると思います)
2013-02-21記
写真は山口美江 (撮影・稲垣学)
週刊新潮 1980年6月26日号より
西洋新聞閲覧「ル・モンド」より平和日本の「タケノコ」族
タケノコ族といえば、私は東京でひらひらした衣装で踊っている若者達を思い出しますが、実際に見たわけでもなくほとんど印象に残っていません。フランスの新聞からの紹介記事が、載っています。
国際緊張は高まっているとはいえ、まだまだ平和な日本では、珍妙な種族が次々に生まれては消えていく。フランスの新聞が「タケノコ族」の生態を次のように描写している。
奇妙なメーキャップの若者たち。頬には小さな星形模様をを描き、ある者はアメリカ風に髪を細く編み上げている。またある者は髪を赤く、あるいは黄色に染めている。千人近くもいると思われる若者たちは、十数人ずつのグループに分かれ、ラジオ・カセットを取り巻きディスコ・ミュージックに合わせて東京・代々木公園付近の歩道で踊っている。
こうした「タケノコ族」は、大半が十二才から十六才の中学生や高校生たちだ。それも女の子が多い。「タケノコ族」が街頭に繰り出す現象は、昨年十月ごろ目立ち始め、最近、その数は一段と増えている。
数年前、ロンドンで世間を瞠目させた「パンク族」にどこか似ている。ただ、彼らは薄汚れてもいなければ体制批判の攻撃性も持ち合わせてはいないようだ。
この集団から抜け出てスターになったかたもいるわけですが、ある種のスター誕生を個人レベル街レベルでやっていたのかな。そこらは、ちょっと私としては考えた事もなかったです。東京の特殊な風俗というように見ていました。
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(青い文字は、雑誌本文記事です)